こんばんは、ウマ公です。
今日も生活に使える応用できる心理学をたとえ話を交えて、
わかりやすくお伝えしていこうと思います。
本日は前回に引き続き記憶シリーズの
25つ目【記憶の心理学その2】について、
書いていこうと思います。
まず前回、記憶するタイミングや
どういう道具を使うのかをご説明しましたね。
ですが、おそらくこれだけでは
単語カードがない状態で思い出す際に、
『単語カードがないと思い出せない!』
なんて人も中には少し位はいるかと思います。
そこで単語カードがない状態でも思い出せるように、
ある方法を使って、暗記したことをより深い記憶へと
導いていくことを行っていきます。
その方法が記憶術として私が有効だと感じる
『数珠つなぎ記憶法』という記憶法です。
(私は通称「串団子記憶法」と呼んでいますが、
今回は数珠つなぎ記憶法として話を進めます)
これはどういうものかと言うと、
読んで字のごとく「覚えること」と「覚えること」を
『関連性』の紐で括りつけて、数珠のように一つの記憶として
作り上げる方法なんです。
まず通常の暗記は一つ一つがバラバラの状態で、
一つ思い出したからといって、次々と芋づる式に思い出せる
という状態にはなりにくいかと思います。
簡単に言うと、『数珠つなぎ記憶法』というのは
この逆で、一つ思い出すと芋づる式に思い出せるように
記憶していく方法のことになります。
ではその方法を解説します。
方法は2つ。
- ストーリー性を作っていく方法
- 語呂合わせの方法
この二つを織り交ぜて、数珠つなぎにしていくのです。
例えば覚えたいことが、マーケティング心理学の
- デ・マーケティング ⇒ 生産量を限定して利益を出す方法
- パレートの法則 ⇒ 全体の2割の特徴的な客層にターゲットを絞って利率を得る方法
- ヴェブレン効果 ⇒ 自慢したい気持ちであえて高額な商品を買っていく心理
だったとすると・・・
「レースでいっつも出負け(デマケ)してしまうというのが原因で
その種類の競技用ニワトリの生産量を限定されてしまった。
しかし悪の組織がその種類の競技用ニワトリを2割だけ買っていき、
その年で行われるパレード(パレート)で『おいしい鶏肉』として
倍値で売ったところ、大儲け。
それを見ていたベイブレンジャー(ヴェブレン)という
正義の豚の集団がその競技用ニワトリを取り返そうと知恵を絞り、
高い宝石買って、悪の大富豪に自慢しにいくと
『その宝石と競技用ニワトリを好感してほしい』と言ってきたので
思惑通り競技用ニワトリの奪還に成功した」
こんな感じです。意味分かんないですよね。笑
でも意味の分からない文章でいいんです。
自分さえわかれば良いわけですし、
意味の分からない文章の方がインパクトが強く、
案外記憶にも残りやすかったりするので一石二鳥です。
そして覚えるべきことも、
全部は入れなくてもヒントとなるワードさえ入っていれば
紐で繋がった数珠の状態になり、ピンとくるようになるので、
頭文字だけでもOKなんです。
コツは、覚えるべきこと以外に使う余分な文章を
出来るだけ削ぎ落すことです。
なので今回の例も、もっと意味の分からない
変な単語だらけになったっていいのです。
もっと簡潔化するなら、
カルタを作るような感覚でしょうか。
『出負けするニワトリの生産を限定』
⇒ デマーケティング=生産を限定
『パレードで2割の鶏肉で大儲け』
⇒ パレートの法則=2割に絞って利益獲得
『ベイブレンジャーが宝石買って自慢』
⇒ ヴェブレン効果 ⇒ 自慢する為の高い買い物
このようにわけのわからない語呂でも
思い出したいニュアンスを含ませておくことで
一度ストーリーが頭に入ってしまえば、
崩したい放題崩しても、ちゃんと数珠として繋がりますよね。
これを口ずさみながら、
単語カードをペラペラとめくりながら、
クエスチョンに答えていくだけ!
それだけで、いざ単語カードがなくなったとしても
ストーリーを覚えているので、
頭の中で単語カードがあるのと同じ状態で、
思い出しやすくなると私は考えています。
色々な方法はあるかと思いますが、
みなさんも工夫して、ぜひやってみて下さいね。
続いて明日は3つ目の
「今回強化した記憶を更に強化する方法」を
お伝えしていきたいと思います。